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うだつ

udatsu

1. 卯建、宇立とも書く。発音は「うだち」が後に訛って「うだつ」となる。古くは、梁の上の短い柱。又、これを由来として妻壁をいう。

2. 室町時代の民家、特に町屋で妻壁を屋根より一段高く突き出して小屋根を付けた部分。当時の洛中洛外図らくちゅうらくがいず京都の市街及び郊外の風景を描いた風俗画の一つ。室町時代後期から江戸時代にかけて制作された。には草葺くさぶき板葺いたぶきのものが描かれており、防火の機能はなかったものと考えられる。風除けと同時に身分の象徴であった。

3. 地方により「火除け」、「火返し」、「火回し」、「火炙り」ともいう。近世民家において、瓦葺かわらぶきの小屋根が付いた袖壁そでかべ。元は身分の象徴であったが、明治以降は装飾及び防火として用いられるようになった。

4. 「うだち」ともいう。近世の山梨県・長野県の農家で妻側に設けた棟持ち柱むなもちばしら

5. 埼玉県川越市や京都の土蔵どぞうに見られる、鬼瓦おにがわらへ扇状に取り付けられた長い釘。この釘のことを殺生釘せっしょうくぎという。

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